『四つの嘘』 大石静

2008-05-24

タイトルは『四つの嘘』。でも、「四つ」ってどの4つ?最後までわからんかったけれど、4人の女性が登場するので、その一人一人が嘘をついて過ごした青春時代ってこと??

同じ女子高のクラスメイトの4人、満希子(まきこ)、美羽(みわ)、詩文(しふみ)、ネリ。性格はそれぞれ全然違う。優等生でみんなをまとめたがりの満希子。大人しくて満希子についていっている美羽。文学が好きで協調性がない男好きの詩文。勉強にしか興味のないネリ。高校時代に美羽は自分の彼氏を詩文にとられる。その後、詩文は美羽から奪った彼と結婚するが、うまくいかず離婚。美羽は詩文にとられた彼氏が忘れられず顔の似た別の男性と結婚。満希子は就活がうまくいかず結局婿養子をとって実家の仏壇屋を継ぐ。ネリは順調に医者になり、仕事に生きる。
そんなごちゃごちゃした関係だった4人だが、卒業後約20年経ったとき、美羽がフェリーの事故で亡くなってしまう。しかも、美羽の元彼かつ詩文の元夫とともに。
それから、残された3人が再び関係をもつようになる。
内容が絡み合ってて複雑で、一言では説明が難しいんだけど、読んでるとそこまで難しいと構えるほどでもないんだけどね。

なんか不思議な関係の元同級生だけど、こうやって卒業後何年経っても関係が続いてるのがすごいと思った。最終的にすごい仲良くなるって感じでもないけど、こういう奇跡みたいな関係がいいなぁとちょびっと思ったのでした。

『四つの嘘』大石静、幻冬舎、2005年。
★★★☆☆

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